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転職コラム

ゲーム業界志望者必見!魅力的なポートフォリオの作り方をご紹介

ゲーム業界志望の方は、「ポートフォリオ」という言葉をよく見聞きすると思います。ポートフォリオはゲーム業界へ就職・転職をする際に必須のものとなりますが、どういった点に注意をするべきなのか、どのような制作過程を経るのかなど、わからないことも多いのではないでしょうか? この記事では、それらについて解説をしています。ぜひともご確認ください。

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  1. そもそもポートフォリオは必要?

ポートフォリオとは、自身の制作物をまとめて見られるようにした作品集のことです。ゲームディレクターやUIデザイナー、CGデザイナー、イラストレーター、シナリオライターなど、ゲーム業界にはさまざまなクリエイティブ職がありますが、ゲーム業界での就職や転職活動時は必ずといってよいほどポートフォリオの提出が求められます。企業側はポートフォリオの作品を見て、自社のゲーム制作にマッチする仕事ができるのか、どの程度の力量があるのかなどをチェックするからです。

 

そのため、ゲーム業界を志望する方はポートフォリオを作成する必要があります。

ポートフォリオの品質で、「合格や不合格が判断される」といっても大袈裟な表現ではないかと思います。企業側に興味を抱かれるように、工夫を凝らしたポートフォリオを作成しましょう。

 

  1. ポートフォリオの制作の流れ

自身が目指しているクリエイティブ職の種類によってポートフォリオの作り方は異なります。しかし、「ポートフォリオを制作する」ための過程や流れは共通していますので、この項目ではその点について説明をします。大まかな流れは以下のとおりです。

 

①自分の制作物(作品)を集める

②紙媒体かWEBサイトかを決める

③ポートフォリオのコンセプトやテーマを考える

④ページごとのレイアウトを考え、作成する

⑤紙媒体やディスク作成の場合は印刷やファイリング・製本

⑥ポートフォリオの評価をし、改善点があれば改善

 

また、ポートフォリオに載せる作品は制作順ではなく、自信のあるものから掲載していったほうが有利になるかと思います。なぜなら、大手企業などでは応募者が多いので、ひとつのポートフォリオをじっくり見る時間が少なくなるからです。作品ページの最初に自信のある作品を配置することで担当者の興味を引き、他者のポートフォリオよりも細かく審査してくれる可能性もあります。たくさんの作品を掲載するタイプのポートフォリオを作成する場合は、この点を特に意識してみてください。

 

  1. ポートフォリオの構成

ポートフォリオの基本的な構成を説明します。

 

  1. 表紙・裏表紙

ポートフォリオの表紙は自身の制作物を象徴するもっとも代表的な部分です。全体の印象を決めるものになりますので、自身のセンスを発揮できるよう努めましょう。また、裏表紙があるとポートフォリオの完成度が上がりますので、両方とも作成することをおすすめします。

 

  1. 自己紹介

自己紹介のページは表紙の次か一番最後に配置します。名前や使用ソフト、趣味、好きなこと、経歴などをまとめましょう。また、TwitterやInstagramなどのSNS、メールアドレスの情報を掲載しても大丈夫です。しかし、ポートフォリオは不特定多数が見る可能性があるため、住所や生年月日などの個人情報は記載しないようにしましょう。それらの情報は履歴書に記入をするので、ポートフォリオには必要ありません。

 

  1. 目次

目次の記載には、ポートフォリオの大枠が説明できるため全体像がつかみやすくなる、ポートフォリオ自体の見やすさが増すなどのメリットがあります。ポートフォリオは誰かに見てもらうためのものですので、読み手への配慮のためにも目次を作成したほうがよいでしょう。

 

また、簡単な画像や文字だけで目次を作成するか、アイコンなどの画像もしっかりと入れて目次を作成するかは作者の感覚や全体構成などによります。WEB上ではどちらか片方を推奨する情報もありますが、どちらが正解だともいえません。作成したポートフォリオに合った正解を自分で見つけるようにしてください。

 

  1. 作品例

作品例には、作品タイトルや利用したソフト、制作時期、制作時間、解説文などを記載するようにしましょう。また、他の方と共同で作った作品を載せる場合は、自分が担当した部分はどこなのか、という情報も加えましょう。加えて、ポートフォリオを提出する企業の特徴に合った作品を準備すること、ひとつのスキルだけでなく、複数のスキルを証明できる作品を選出することも大切です。

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  1. ポートフォリオを作成するにあたり意識すべきこと

ポートフォリオ作成で意識をしたいポイントを5つお伝えします。

 

  1. 目指したい職種に合ったものを作る

当たり前の話になりますが、目指したい職種によってポートフォリオの内容は異なります。ゲームディレクターであれば、企画や設計、ディレクション、予算・人員の管理など、作品や成果物そのままでは見えない部分も大切になるため、イラストレーターなどに比べると文字での説明が多くなります。CGデザイナーのなかでもモデラーの方は、デッサン、原画、3DCG、複数アングルのカットなどを掲載しなくてはなりません。職種ごとに必要になる情報は変わりますので、その点をしっかりと考慮してポートフォリオを作成しましょう。

 

  1. ポートフォリオの具体例・テンプレートを参考にする

WEB上で検索をすれば、各職種のポートフォリオの具体例やテンプレートについての情報を得ることができます。YouTubeで解説をしているものなどもありますので、ポートフォリオについての情報を集め、自分で作成してみましょう。また、完成したポートフォリオは他人にも見てもらい、適宜改善するよう心がけましょう。

 

  1. 紙・WEBサイト向け両方で用意する

特に転職活動をする際などは、紙媒体とWEBサイトの両方を用意しておいたほうがよいでしょう。紙媒体のポートフォリオの場合、面接時にインターネット環境が整っていない、面接官のデジタルリテラシーが低い、といった外的要因に関わらずアピールすることが可能です。

 

それに対してWEBサイトの場合は、動きに関する作品の表現がしやすく、URLを伝えるだけで簡単にやり取りすることができる、優れたWEBサイトのポートフォリオを公開することによって声がかかることがある、などのメリットがあります。また、紙媒体とWEBサイトを併用して自身の作品をアピールするなどの方法もあります。紙媒体とWEBサイトはそれぞれにメリットがありますので、両方用意することをおすすめします。

 

  1. 相手が見やすいように魅せ方に注意する

ポートフォリオの見やすさには、「作者の意図のわかりやすさ」も含まれます。クリエイティブ系の職業を目指している以上、ひとつの作品ごとに目的や意識していること、相手にどのように感じて欲しいかなどの狙いがあるはずです。それらをうまく表現し、見た方にしっかりと伝えるためにはどうすべきか、魅力的だと思われるためにはどのような工夫が必要なのかなどを考えて魅せ方を決めましょう。

 

  1. 常に最新版にアップデートする

魅力的な作品を新しく作っても、ポートフォリオに記載しなければアピール材料になりません。宝の持ち腐れともいえるでしょう。一度作ったポートフォリオを再編集することはおっくうかもしれませんが、正当な評価を受けられるよう、最新版にアップデートするよう心がけてください。

 

  1. まとめ

ゲーム業界で就職や転職活動をする際は、ほぼ間違いなくポートフォリオの提出が求められます。そして、企業はポートフォリオを見て適性や技術を判断するため、しっかりとしたものを作り込む必要があります。

 

ポートフォリオ作成に不安のある方は、WEB上で情報を集めるようにしてください。情報を集めて概要を把握すれば、自然と不安は消えていくはずです。最初のころは参考にしたポートフォリオの影響を受けることもあるでしょうが、改善を続けていくうちに自分らしさが出てきます。納得のいくポートフォリオを作成して、就職や転職活動に挑んでいきましょう。