転職だと学歴はいつから書く?履歴書の書き方・注意点を解説
履歴書には、学歴・職歴の記入欄があります。職歴がいくつかあった際に、学歴の記載を削るべきか悩まれた方もいるのではないでしょうか?この記事では、転職時の学歴の書き方や、履歴書の書き方と注意点を解説していますので、ぜひご覧ください。
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Contents
履歴書の学歴・職歴欄に書く際の基本ルール
履歴書の学歴・職歴欄に書く際の基本ルールを解説します。
・学歴について
学歴は、学校の入学と卒業(大学院は修了)の経歴を古い順に記載します。高等学校、専門学校、短大、大学、大学院の学歴については、学部、学科、コース、専攻も記載します。なお、高等学校は、商業科、普通科などを記載します。履歴書に『訓練』の欄がない場合、職業訓練の受講についても学歴に記載しても問題ありません。職業訓練も学科などを記載します。予備校については記載しません。
・職歴について
職歴は、勤務先への入社と退社の経歴を古い順に、記載します。退職理由も記載し、例えば、「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」などのように簡潔に記載します。場合により、異動、昇格、出向等の経歴や、正職員、派遣社員、契約社員、アルバイト、パート等の雇用形態、さらに職務経歴書を提出しない場合は、勤務先の事業内容、従業員数、所属部署、職務内容などを適宜記載します。
・最後に
『以上』と記載します。
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新卒の場合はいつから?
新卒の就職活動では、学歴は、義務教育の終了をしめす、中学の卒業から記載すれば問題ありません。高校からは入学と卒業の経歴を記載します。ただし、就職活動をするにあたって、高校や大学を既に卒業していれば、『卒業』で問題ありませんが、在学中の場合、『在学中』とは書かずに、『卒業見込み』、と記載します。注意点として、卒業見込み、と書くからには、卒業に足りる単位や出席日数などを獲得していて、卒業するための条件を獲得している必要があります。
職歴については、『なし』と記載します。
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転職で中途採用の場合はいつから?
新卒の場合、同様に中学の卒業から記載すれば問題ありませんが、転職の場合、職歴の記載もあるので、職歴のボリュームによっては、高校卒業から記載しても問題ありません。
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履歴書の学歴はなぜ必要?
企業によっては、学歴を重んじる傾向があるところがあり、多くの就職・転職希望者がいる際、学歴によってフィルターをする場合があります。しかし、中途採用では、学歴を重んじる傾向が弱まり、職歴やスキルが重視されます。それでも学歴の記載が必要なのは、採用担当者が、学歴を含めた職歴を含む、キャリア設計についての考えを知ろうとしているからです。
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履歴書を書くときの注意点
履歴書を書く際の注意点について解説します。
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学校名は正式名称で記載する
学校名は略称を使用せず、正式名称で記載してください。私立や県立、都立の場合は、私立や県立、都立から記載します。また、高校は、正式名称ではないため、高等学校のように記載します。学科が複数ある場合は、学科も記載します。大学は、学部・学科・専攻まで正式名称で記載します。
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西暦か元号かで表記を統一する
『年』『月』の蘭は、西暦か元号で統一します。西暦であればアラビア数字のみを記載し、末尾に年、月をつけても、つけなくても問題ありません。元号であれば、元号の後にアラビア数字を記載し、同じく末尾に年、月をつけても、つけなくても問題ありませんが、表記の仕方は統一してください。
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入学と卒業は分けて書く
履歴書には、時系列の古い順から記載するというルールがあります。入学の年月と、卒業の年月は異なるため、分けて書きます。分けて書くからといって、同上などとせず、きちんと正式名称を記載してください。
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嘘の学歴や職務歴を書かない
嘘の学歴や職務歴は書かないようにしてください。前職調査をおこなえば、雇用保険、社会保険などの加入歴や、源泉徴収票などから本当の情報が明らかになります。経歴詐称を理由に、内定取り消しや、既に採用されている場合は懲戒免職となる可能性があります。最悪、公文書偽造罪などの罪に問われる可能性もありますので、経歴書に嘘は書かないように気を付けてください。
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履歴書の学歴でよくある質問
履歴書の学歴でよくある質問について解説します。
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40代なのですがいつから学歴を書けば良いですか?
職歴にもよりますが、転職回数が少なければ、中学卒業から、転職回数がある程度あれば、高校卒業から記載してください。
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学歴や職歴が書ききれません。
学歴は高校卒業から記載し、職歴は、昇格、出向等の経歴は記載せず、入社と退社のみを記載すれば、1社につき2行で済みます。それでも足りなければ、入社と同じ行に『〇年〇月退社』と記載することで1行で記載できます。学歴と職歴の間に1行の空白をあけるのが一般的ですが、どうしても足りなければ、詰めてしまっても問題ありません。
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履歴書は手書きのほうが転職に有利になりますか?
手書きか、パソコンやスマホなどによる作成のどちらで作成した方が有利かといえば、応募する企業によって異なります。今でも手書きが良いという企業もあれば、IT系企業をはじめとして、手書きでもパソコンでも構わない、という企業もあるため、どちらでも構わない場合は、文字入力や修正のしやすさなどを考え、パソコンでの作成がお勧めです。
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まとめ:転職するなら履歴書の書き方を押さえよう
新卒にせよ、転職にせよ、採用時に履歴書は必ず必要です。就職・転職希望者が多ければ書類選考により、落とされるケースがあるからです。履歴書で落とされる理由は、書き方が雑だったり、この記事でご紹介してきたポイントが抑えられていなかったりと様々です。
転職エージェントは、各企業が履歴書で重視しているポイントなどを把握しています。転職エージェントを利用し、適切な履歴書の書き方を教えてもらうのは、悪くない選択肢です。
弊社アールストーンでも、履歴書や職務経歴書の書き方から、面接の仕方までサポートしていますので、ぜひご検討ください。