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転職コラム

WEBエンジニアにおすすめの資格は?取得するメリットもご紹介

この記事では、WEBエンジニアが資格を取得するメリットとおすすめの資格を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

Webエンジニアに資格は必要?

WEBエンジニアになるために、学歴や資格は必ずしも必要とはされていません。未経験者や新卒の場合、OJTなどでノウハウ、スキルを教えてもらうことができます。経験者は即戦力となる人材が求められ、実務経験とスキルが重んじられます。

 

Webエンジニアが資格を取得するメリット

WEBエンジニアになるために資格は必ずしも必要ありませんが、その一方で取得するメリットがある場合があります。以下、メリットをご紹介します。

 

スキルを証明する手段として活用できる

各資格には、それぞれ資格試験の対象者像が明示されており、資格試験に合格することで、特定のスキルやノウハウを有していることを証明できます。また、資格試験の中には、経済産業省が定めるITスキル標準が設定されているものがあり、スキルをはかるものさしとして機能する場合もあります。

 

スキルや知識を身につけるきっかけになる

IT関連の資格は、多岐にわたっており、例えば、プログラミング言語一つを選んでも、資格試験がいくつも見つかる場合があります。例えば、Java関係だけでも、Oracle認定Javaプログラマ、Javaプログラミング能力認定試験、Android技術者認定試験などがあります。裏を返せば、何らかのスキルを身に付ける際、資格試験への合格をひとまずのゴールとして設定しやすいと言えます。

 

転職時に有利になる可能性がある

転職やフリーランスの案件獲得は中途採用枠となり、即戦力が求められます。業務経験やスキル、人柄などから総合的に判断して、募集企業とマッチするか、というのが大抵の判断基準になります。一方、資格は、募集企業の応募条件に明記されていれば、有利になると言えますが、多数ある資格の全てが、有利になるとは一概には言えません。とはいえ、取得することが難しい資格もあるため、資格の難易度や知名度に応じた評価を得ることはできるでしょう。

 

資格取得によるインセンティブがある場合も

企業によっては、合格報奨金のように試験の合格で一回の報奨金が支払われる場合や、資格制度のように、毎月一定の手当が支払われる場合があります。気になる場合は、予め調べておくと良いでしょう。

 

Webエンジニアにおすすめの資格

上記のメリットを踏まえ、WEBエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。

 

情報処理技術者試験

経済産業省による国家試験で、資格試験は独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)が主催しており、現在、12個の資格試験を実施しています。難易度はITスキル標準のレベル1〜レベル4の4段階に分かれています。情報処理技術者試験はいずれもおすすめですが、中でも初心者からおすすめできる資格をご紹介します。

 

ITパスポート試験

ITスキル標準のスキルレベル1に相当し、ITスキルとしては基本的なレベルが要求されています。未経験者がまずは目指してみると良い資格です。

 

参考:ITパスポート試験(公式ホームページ)

 

基本情報技術者試験

スキルレベル2に相当し、システム、ソフトウェアなどの開発の基本知識・スキルが要求されています。ITパスポート試験に合格済みの方や、ITパスポートよりも難易度が高めの資格を取得したい方はこちらを目指してみると良いでしょう。

 

参考:基本情報技術者試験(公式ホームページ)

 

応用情報技術者試験

スキルレベル3に相当し、高度IT人材に求められる応用的知識・スキルが要求されます。基本情報技術者試験に合格済みの方や、中級レベルから挑戦したい方におすすめの資格となります。

 

参考:応用情報技術者試験(公式ホームページ)

 

ネットワークスペシャリスト試験

スキルレベル4に相当し、サービスの目的に適したネットワークシステムを構築し運用できるノウハウ・スキルが要求されます。ネットワークエンジニア、インフラエンジニアなどを目指す方におすすめの資格となります。

 

参考:ネットワークスペシャリスト試験(公式ホームページ)

 

データベーススペシャリスト試験

スキルレベル4に相当し、企業のデータベースシステムを構築し、データ分析基盤を提供するノウハウ・スキルが要求されます。データベース管理者、インフラエンジニアなどを目指す方におすすめの資格となります。

 

参考:データベーススペシャリスト試験(公式ホームページ)

 

システムアーキテクト試験

スキルレベル4に相当し、業務知識に基づいた分析をおこない、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計するノウハウ・スキルが要求されます。システムエンジニアの上級職としてシステムの設計や構築をおこなう方におすすめの資格となります。

 

参考:システムアーキテクト試験(公式ホームページ)

 

Webクリエイター能力認定試験

サーティファイによる認定資格で、Webサイトの構成と設計、デザインと配色、HTML、CSSといったWebサイト制作の基本的なスキルが要求されます。サーティファイによれば、2022年度の合格率は89.92%程となっています。合格率が高く、初心者向けの資格と言えます。

 

参考:Webクリエイター能力認定試験(公式ホームページ)

 

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5、CSS3、JavaScriptなどのノウハウとスキルが要求されます。HTML5プロフェッショナル認定資格はレベル1とレベル2の2種類の試験に分かれています。両者は出題範囲の違いにより分かれており、レベル1はHTMLやCSS他から出題され、レベル2はJavaScript他から出題されます。プログラミング言語の知識が必要なことからもレベル2の方が難易度が高くなっています。

 

参考:HTML5プロフェッショナル認定資格(公式ホームページ)

 

Javaプログラミング能力認定試験

Javaとオブジェクト指向に関するノウハウとスキルが要求されます。難易度の違いにより、認定基準が1級〜3級の3種類に分かれており、3級が難易度がもっとも低く、1級がもっとも難易度が高くなっています。

 

参考:Javaプログラミング能力認定試験(公式ホームページ)

 

Webエンジニアが身につけるべきスキルとは

資格や、資格に基づくノウハウやスキル以外に、WEBエンジニアが身に付けておきたいスキルを解説します。

 

セキュリティに関するスキル

Webエンジニアの手がける案件には、顧客やユーザーの情報を扱うような開発案件も多数あります。その際、データの流出、漏洩、改善などが発生しないようにするための基本的なセキュリティの知識や対策に関するスキルや、システムの安全性を確保するためのノウハウ・スキルなどは必須と言えます。

 

データベースに関するスキル

バックエンドエンジニアの仕事をおこなったり、バックエンドエンジニアと一緒のチームで開発することもあるため、サーバーの知識やAPI連携の仕組み、SQLやデータベースの知識などサーバーサイドの知識もある程度身に付けておく必要があります。

 

コミュニケーションスキル

システムやソフトウェアの開発はチーム開発をすることが多く、開発をスムーズに進めていくためにも協力関係を築いていくためのコミュニケーションスキルが求められます。また、クライアントやエンドクライアントとのコミュニケーションが必要な場合もあり、その際は相手の要望を漏らさず拾い提案をしていくなど、プロフェッショナルなコミュニケーションスキルが求められます。

 

マネジメントスキル

WEBエンジニアにマネジメントスキルはそこまで求められていないかもしれませんが、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャなどのキャリアパスを考えた場合、マネジメントスキルを身に付ける必要があります。一般的に、管理職は人材が不足しており、マネジメントスキルを身に付けることで、高収入が期待できます。

 

市場価値の高いスキルについてご興味のある方は、下記の記事をご参考ください。

 

>>転職するために必要なエンジニアとして市場価値の高いスキルとは?

 

まとめ

この記事では、WEBエンジニアの資格について主に以下の解説をしてきました。

 

・Webエンジニアに資格は必要?

・Webエンジニアが資格を取得するメリット

・Webエンジニアにおすすめの資格

 

この記事を参考に資格取得を検討してみてください。