Webデザイナーの転職に関する情報を未経験・経験者別に解説
人気のWEBデザイナー職へのキャリアアップ転職を考えておられる方に向けて、未経験者・経験者のいずれの方にも参考となる情報を記載していますので、ぜひご覧ください。
Contents
Webデザイナーの需要は高い
WEBサイト、ECサイトを中心としたWEBサービスなどの需要の拡大により、WEBデザイナーの需要は拡大傾向にある中、WEBデザイナーの数も増加傾向にあります。厚生労働省の運営するjobtagによれば、WEBデザイナーの有効求人倍率は0.18となっており、5〜6人に1人しか就業できません。これはプログラマーの有効求人倍率1.79と比較すると、就業が難しいと言え、人気の高さが伺えます。
未経験からWebデザイナーへの転職は可能?
上記で解説した通り、WEBデザイナーは人気職ですが、WEBデザイナーになるために必要な資格や学歴などはないことから、未経験からの転職も決して不可能ではありません。詳しくは後述しますが、WEBデザイナーに必要なスキルなどをしっかりと押さえて対策することで、転職できる可能性を増すことができます。
また、以下の記事も、未経験からWEBデザイナーを目指す際に参考となる内容となっていますので、興味のある方はご覧ください。
関連記事:Webデザイナーの仕事内容とは?未経験でも就職できる?
Webデザイナーの転職に必要なスキル
WEBデザイナーへの転職で求められるスキルを解説します。
デザインスキル
Adobe XDやFigmaなどを用いてデザインカンプの作成をおこなったり、Adobe Illustratorなどを用いて、デザインパーツ、イラスト、アイコン、ロゴ、バナー、ファビコン、OGP画像などを作成したり、Adobe photoshopなどを用いて複雑なデザインパーツの作成や、写真の加工や画像編集をおこなったりするスキルです。
コーディングスキル
実際にコーディングの作業をするかは置いておいて、コーディングに関するスキルは、WEBデザイナーにとっては重要です。なぜなら、デザインを忠実に再現するのがコーディングだからです。コーディングでデザインをどのように再現するのかという仕組みや、コーディングのしやすいデザインとは何かや、パソコン、タブレット、スマートフォンなどでアクセスした際のレスポンシブルについて考慮されているかなどは、コーディングの知識が求められるからです。WEBが前提となっているということが、普通のデザイナーとWEBデザイナーの違いとも言えるかもしれません。
Webマーケティングスキル
WEBデザイナーにWEBマーケティングのスキルは必須ではありませんが、競争の激しいWEBデザイナー職において、WEBマーケティングのスキルがあることは有利になります。そもそもWEBマーケティングとは、ユーザーのコンバージョンを得るための仕組みを作るスキルです。一方、WEBデザインは、WEBマーケティングにおいて必要な制作物を作る仕事です。そのどちらも一気通貫でおこなうことができれば、業務の幅が広がるという訳です。また、WEBマーケティングのスキルがあることで、コンバージョンを得やすいデザインを制作しやすくなるため、そうした効果を求める企業において採用率アップが期待できます。
Webデザイナーのキャリアアップ転職のコツ
WEBデザイナーのキャリアアップ転職をするコツを解説します。
転職理由を明確にする
WEBデザイナーへのキャリアアップ転職を考えるなら、具体的にWEBデザイナーになって、どんなことをしたいのか、どんなスキルが手に入るのか、WEBデザイナーの次は何を目指すのか、といったことを考えると良いでしょう。例えば、今の職場では、コーディングばかりでデザインをやらせてもらえない、デザインをしっかりとやらせてもらえる職場に転職したい、そしてゆくゆくはWEBディレクターになりたい、といった具合です。3年後、5年後、10年後の自分の姿を思い描いて、転職理由を明確にしていきましょう。
自分のスキルや実績を整理する
キャリアアップを考えるうえで、現状の自分のスキルや実務経験などの整理は必須です。客観的に自分の現状を知り、WEBデザイナーになることで、得られることが期待されるスキルや実務経験などを想像し、またそれらが自分のキャリアアップにとってどういった位置づけなのかを確認します。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオを作成することで、具体的なスキルや実績の可視化ができます。可視化することで、過去の自分を客観的に振り返ることができるようになります。それにより、ポートフォリオベースでキャリアを考えることもできます。また、ポートフォリオは転職の際にも活用できるため、時間を見つけて作成しておきたいところです。
Webデザイナーのキャリアアップ転職で優遇されるスキル
WEBデザイナーへキャリアアップ転職する際、役立つスキルを解説します。
UI・UXに関するスキル
ユーザーにとって使いやすいWEBサイト、WEBサービスを作成する際にUI・UXのスキルが役に立ちます。UI・UXが考慮されているということは、例えば、ボタンの形や色や大きさがどんなものであれば、ユーザーが思わず押したくなるか、といったことがよく配慮されていたりします。
ライブラリやフレームワークの知識
JavaScriptなどのフロントエンド開発におけるライブラリやフレームワークの知識は、持っていても損はありません。例えば、動きのあるサイトをデザインする際などに、jQueryでできることを把握してデザインし、かつ実装スキルがあれば実装まで一気通貫でおこなうことができます。また、facebookやGoogle MAPなどで有名なSPA(Single Page Application)のサイトを制作する際も、Reactのライブラリ、フレームワークの知識やスキルがあれば、デザインから実装まで一人でおこなうこともできます。
マネジメントスキル
マネジメントスキルは、アートディレクターやWEBディレクター、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、などの管理職を兼任したり、WEBデザイナーからのキャリアアップとして、ぜひ押さえておきたいスキルです。
以下、WEBデザイナーのキャリアパスについて詳しく解説しますので、興味のある方はご覧ください。
まとめ
この記事では、WEBデザイナーへのキャリアアップ転職に関して以下の内容を解説してきました。
・Webデザイナーの需要は高い
・未経験からWebデザイナーへの転職は可能?
・Webデザイナーの転職に必要なスキル
・Webデザイナーのキャリアアップ転職のコツ
・Webデザイナーのキャリアアップ転職で優遇されるスキル
この記事を参考にWEBデザイナーへのキャリアアップ転職にぜひ挑戦してみてください。
WEBデザイナーの転職事情について更に詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧になってください。