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転職コラム

プログラマの将来性と転職で年収アップ・キャリアアップを実現する方法

プログラマの将来性と 転職で 年収アップ・キャリアアップを 実現する方法

プログラマの転職マーケットは活況で、様々な年代のプログラマが理想の会社・仕事を求めて転職活動をしています。プログラマが年収アップ・キャリアアップを実現するには、新しいプログラミング言語を習得したり、スキルを磨いてシステムエンジニアになるなど、様々な選択肢があります。

今回は、プログラマが転職する際の注意点や年収アップにつながるキャリアパス、転職の際に求められるスキルなどについて解説していきます。

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プログラマが転職する際のポイント・注意点

プログラマは転職する人が多く、人材の動きが活発です。より良い会社・仕事を求める人が多いとも言えますが、裏を返せば、転職に失敗して再転職をする人が多い職種とも言えます。プログラマが転職に失敗しないために意識したいポイント・注意点は以下のとおりです。

企業選びの前に自己分析を!

プログラマとして自分に合った転職先を探すには、第一に「自分を知ること」が大切です。自分を知るために、以下のような質問を投げかけて自己分析をしてみましょう。

・プログラミングのなかでも、どんな分野が好きなのか?
・プログラミングのなかでも、どんな分野が苦手なのか?
・プログラマとしてどんな働き方をしたいか?
・プログラマとして働くうえで譲れないことは何か?
・プログラマとして自分の強みはどこにあるのか?
・プログラマとして自分に足りないものは何か?
・今の仕事のどこに満足していて、どこに満足していないのか?
・自分はスペシャリスト志向なのか、ゼネラリスト志向なのか?

このような質問に向き合うことで、あらためて「仕事」について考え直すきっかけになりますし、今まで気付いていなかった自分の価値観を発見できることもあります。自分の内面を深く知ることができれば、企業選びをする際も「合う・合わない」を的確に判断でき、よりマッチング度の高い企業を見極められるはずです。

給料や知名度だけで判断しない!

プログラマが転職する際、「給料が良いこと」「大手企業であること」を優先する人は多くいます。しかし、その点だけで転職先を決めてしまうと後悔することになりかねません。

プログラマとして満足度の高い転職をするためには、「やりがいを持って働けるか?」「自分のビジョンを実現できるか?」という視点で転職先を探すことが重要です。給料や企業規模、知名度だけに振り回されて、自分が本当に望んでいることを見失わないようにしましょう。

転職エージェントを活用する!

プログラマに限った話ではありませんが、転職活動は「情報戦」です。情報を制した者が、転職活動を制すると言っても過言ではありません。

そこで頼りになるのが、転職エージェント(転職コンサルタント)です。転職エージェントには各企業と直接やり取りしている担当者がいるため、求人サイトやホームページには載っていないリアルな企業情報を入手することができます。「そのことを知っていたら応募したのに(応募しなかったのに)」といった後悔を防ぐことができるのは、転職エージェントを活用する大きなメリットだと言えるでしょう。

プログラマの将来性

プログラマをはじめとするIT人材の不足が深刻化しています。経済産業省の調査によると、2030年には、楽観値で約41万人、悲観値では約79万人ものIT人材が不足すると予測されています。
※参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

政府は、2020年度から小学校におけるプログラミング教育を必修化するなど、IT人材不足の解消に向けて動き出していますが、今の小学生が社会に出てプログラマとして活躍するまでには10年近くの時間がかかります。当面は、プログラマの需要が減少することは考えにくいでしょう。

デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速するなか、企業におけるプログラマの重要性はますます高まっており、優秀なプログラマを確保するため、多くの企業が待遇改善に取り組んでいます。給与・賞与だけでなく、残業の削減や有給取得の促進、福利厚生の充実など、プログラマが働きやすい環境を整える企業が増えており、この傾向は今後も拡大していくと見られています。

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転職時、プログラマに求められるスキルとは?

プログラマが転職する際、プログラミングの実務経験が問われるのは言うまでもありません。プログラミングスキルに加え、以下のようなスキルを持っているプログラマは有利な転職が期待できます。

プログラマ × マネジメントスキル

プログラマが有利な転職をするために、重要なスキルと言われているのがマネジメントスキルです。プロジェクトの規模が大きくなると、多くのプログラマが参加するようになります。そのような場合、関わるプログラマをマネジメントしながらプロジェクトを推進できる人材が不可欠です。特に30代以降のプログラマの場合、マネジメントのスキル・経験を重視する企業が多くなります。

プログラマ × 英語でのコミュニケーションスキル

プログラマの転職において、英語ができると大きなアドバンテージになります。プログラミングに関する最新情報の多くは英語で発信されるため、英語ができるプログラマは常にトレンドを把握でき、一歩進んだ開発が可能になります。また近年、外国人プログラマを登用する企業が増えているなか、彼らと英語でコミュニケーションをとれる日本人プログラマは重宝される傾向にあります。

プログラマ × マーケティングスキル

プログラマにとって必須になりつつあるのがマーケティングスキルです。マーケティングに精通したプログラマは市場のニーズを的確に把握でき、ユーザーのニーズに合ったシステムを開発することができます。もちろん、大規模なシステム開発にはマーケターが参加しますが、プログラマ自身がマーケターと同じ視点で意見を交わせることで、よりクオリティの高いシステム開発が可能になります。

年収アップ・キャリアアップにつながるプログラマのキャリアパス

プログラマが年収アップ・キャリアアップを狙う際、一般的には以下のようなキャリアパスが選択肢になってきます。

ニーズの高いプログラミング言語を習得する

プログラミングの世界は技術トレンドの移り変わりが激しく、最近まで主流だったプログラミング言語が急に廃れてしまうことも珍しくありません。プログラマが年収アップ・キャリアアップを図るには、ニーズの高いプログラミング言語、もしくは今後ニーズが高くなりそうなプログラミング言語を習得しておくのがおすすめです。

TECH Streetの「2020年プログラミング言語別年収ランキング」では以下のとおり、プログラミング言語別に平均年収が公開されています。

20代  30代 40代
1位:R(476万円) 1位:R(569万円) 1位:R(753万円)
2位:Scala(440万円) 2位:Go(562万円) 2位:C++(633万円)
3位:Objective-C(407万円) 3位:Perl(555万円) 3位:Python(624万円)
4位:COBOL(406万円) 4位:F#(550万円) 4位:C# .NET(616万円)
5位:Perl(405万円) 5位:Python(546万円) 5位:Scala(608万円)

※参考:2020年プログラミング言語別年収ランキング – TECH Street (テックストリート)

求人数の多いプログラミング言語は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてください。
>> 【最新版】求人の多いプログラミング言語やこれから注目の言語とは?

プログラマからシステムエンジニア(SE)になる

プログラマとしてある程度の経験を重ねたら、要件定義や基本設計などの上流工程を担当するシステムエンジニア(SE)にキャリアアップする人もいます。システムエンジニアにジョブチェンジすることで、年収アップを実現するプログラマも少なくありません。

経済産業省は以下のとおり、システムエンジニア関連の年収を公開しています。いずれも比較的高い年収水準にあると言えるでしょう。

職種 平均年収
高度SE・ITエンジニア(基盤世界担当・ITアーキテクト)  778.2万円
SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)  593.7万円
SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)  568.5万円
SE・プログラマ(組込みソフトウェアの開発・実装)  603.9万円

※参考:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省

プログラマからインフラエンジニアになる

一般的なプログラマから、より専門性の高いエンジニアに転身してキャリアアップを実現する人もいます。専門的なエンジニアのなかでも、比較的高い年収水準にあるのがインフラエンジニアです。求人情報に特化した検索エンジン「求人ボックス」によると、代表的なインフラエンジニアの平均年収は以下のようになっています。

・データベースエンジニア:543万円
・セキュリティエンジニア:569万円
・クラウドエンジニア:594万円
※参考:人気職種の給料情報|給料ナビ|求人ボックス(更新日:2021年4月19日)

女性プログラマも増加傾向に!

女性プログラマも年々、増加傾向にあります。リクルートキャリアがおこなった調査では、プログラマ(エンジニア)に転職した女性の数は2009年から2018年にかけて4.75倍に増加していることが分かりました。
※参考:【IT・コンサルティング業界】 女性ならではの悩みを解消する「キャリアデザインCafé」開催 | プレスリリース | リクルートキャリア – Recruit Career

IT業界の男女比は8:2ほどであり、まだまだ男性メインの業界ではありますが、人材不足が深刻化するなかで女性プログラマの獲得に乗り出す企業が増えています。女性プログラマが働きやすいように、時短勤務やフレックスタイム、在宅勤務・リモートワークを取り入れる企業も増えており、女性プログラマがワークライフバランスを大切にできる環境が整いつつあるのが現状です。女性の視点が求められる開発プロジェクトも増えており、今後も女性プログラマの活躍に大きな期待がかけられています。

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プログラマの将来性と転職の際に重要なこと【まとめ】

最新技術が次々と登場するIT業界では、現状に満足することなくスキルを磨き続けることが大切です。常に高い学習意欲を持ってスキルアップを続けていけるプログラマなら、キャリアの幅はどんどん広がっていくでしょう。

プログラマの転職活動では、IT業界に強い転職エージェントに相談するのがおすすめです。アールストーンはIT業界に特化した転職エージェント。業界を熟知したコンサルタントが、あなたの転職を成功へと導きます。プログラマとして満足度の高い転職をしたい方は、お気軽にご相談ください。

この記事を監修したコンサルタント

速水 泰史 Taishi Hayami

新卒でこの会社に入り、コンサルタントを支える仕事を経験した後に、2019年9月から現場で働いております。

コンサルタントを目指したきっかけは、高校時代にお世話になった教師です。
元々部活ばかりでキャリアも何も考えていない自分に対して、 色々調べて大学や仕事を紹介してくださり、キャリアの相談から方向性まで定めてくれた教師の姿を見て、
こういった人になりたいと思い、この業界を志望しました。

元々は教師を目指していた時もあるのですが、
・よりキャリアに寄り添った仕事がしたい
・人生のターニングポイントとなる転職活動の支援がしたい
と考えるようになり、この職業を選択しております。