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転職コラム

ゲームエンジニアに転職するための知識

ゲームエンジニアに転職するための知識

日本のゲーム産業は成長を続けており、ゲーム業界各社は優秀なゲームエンジニアの獲得に奔走しています。転職マーケットも活発で、他の業界からゲームエンジニアに転身・転職する人も増えています。今回は、ゲームエンジニアの転職にフォーカスして、求められるスキルや将来性などについて解説していきます。

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ゲームエンジニアが開発するゲームの種類

ゲームエンジニアとして転職を考える場合、第一にどんなゲームを開発したいのかを明確にしておく必要があります。ゲームエンジニアが開発するゲームの種類としては、主に以下の3つが挙げられます。

コンシューマーゲーム

コンシューマーゲームとは、家庭用ゲーム機でプレイするゲームのこと。プレイステーションやXBOX、Nintendo Switchなどの据え置き機、PS Vitaや3DSなどの携帯ゲーム機でプレイするゲームはすべてコンシューマーゲームです。コンシューマーゲームは売り切りなので、後述するスマホゲームのように継続的にアップデートすることはありません。それゆえ、時間をかけて作り込み、完璧な状態でリリースするのが特徴です。

オンラインゲーム(ネットゲーム)

オンラインゲーム(ネットゲーム)とは、インターネットに接続した状態でプレイするゲームのこと。離れた場所にいるプレイヤーとオンラインで対戦・協力プレイをしたり、チャット機能を使ってコミュニケーションをとったりすることができます。最近では、前述のコンシューマーゲームや後述のスマホゲームにもオンライン機能が備わっています。

スマホゲーム

スマホゲームとは、専用のゲーム機を必要とせずスマートフォン上で動作するゲーム(アプリ)のことです。スマホゲームの登場によって、コンシューマーゲームをやらなかった層が手軽にゲームを楽しめるようになったため、ゲーム人口が爆発的に増加しました。次々にヒット作が生まれ、昨今のゲームの主流になっています。リリース後も効果検証&アップデートをおこない、新規ユーザーの獲得を目指していきます。

ゲームエンジニアの転職に必要なスキル

ゲームエンジニアの転職に必要なスキルとしては、主に以下のようなスキルが挙げられます。

プログラミングスキル

ゲームエンジニアにとって必須のスキルがプログラミングスキルです。求められるプログラミング言語は、開発するゲームの種類や企業の開発方針などによって異なりますが、扱える言語が多いほど転職の選択肢は広がります。特に30代の転職となると、複数のプログラミング言語を扱えたほうが有利になります。

コンシューマーゲーム、オンラインゲーム、スマホゲーム、それぞれの開発で用いられることが多いプログラミング言語は以下のとおりです。

  • コンシューマーゲーム

C++、C# など

  • オンラインゲーム

Java、PHP、Ruby、Python など

  • スマホゲーム iOSの場合

Swift、Objective-C など Androidの場合:Cocos2d-x、Unity、Lua など

ハードウェアやネットワークに関する知識

ゲームエンジニアはハードウェアに関する知識も必要で、ハードウェアのスペックやユーザビリティを把握したうえで開発しなければいけません。また、最近のゲームはほぼネットワーク接続が必要になるので、ネットワーク関連の知識やサーバーの負荷分散技術などに関する知見も求められます。

コミュニケーションスキル

ゲームエンジニアにとって重要なスキルでありながら、苦手な人が多いのがコミュニケーションスキルです。クライアントの要望を把握するためにも、開発メンバーと意思疎通を図るためにも、「正しく理解して正しく伝える」コミュニケーション能力が欠かせません。

英語力

ゲームエンジニアが開発を進めるうえでは、海外のサイトを参考に技術的な知見を得るケースが少なくありません。このとき、英語力に乏しいゲームエンジニアは機械翻訳に頼らざるを得ず、非効率になりがちです。必須のスキルとは言えませんが、ゲームコンテンツの輸出入が一般的になっている今、英語力はゲームエンジニアにとって大きな武器になるはずです。

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30代のゲームエンジニアの転職は厳しいのか!?

ゲーム業界は右肩上がりの成長を続けており、他業界のエンジニアがゲームエンジニアに転身・転職するケースも増えています。しかしながら、いざ転職となると「業界経験がないけど大丈夫だろうか・・・」「30代だけど採用してもらえるのだろうか・・・」といった不安が生じてくるものです。

30代での転職は20代での転職に比べると不利になると思われがちですが、必ずしもそうとは言えません。30代という年齢相当の経験値やスキルを持っていれば、ゲームエンジニアとして活躍することは可能です。

ゲーム業界は慢性的な人手不足に陥っていることもあり、多くの企業では他業界からの転職者にも門戸を開いています。特にゲーム業界と近しい業界出身であれば、これまでの経験を生かせる可能性は十分にあるでしょう。たとえば、ソフトウェア業界で開発実績のあるエンジニアであれば、努力次第で比較的早く戦力として活躍できるはずです。

マネジメント経験があるエンジニアは重宝される

ゲーム業界は平均年齢が低い業界で、マネジメント層の人材が不足しているのが現状です。そのため、ゲーム業界が初めてでも、マネジメント経験があるエンジニアは重宝される傾向にあります。特に30代の転職者となると、開発スキル以上にプロジェクトをまとめるリーダーとしての資質が求められます。30代で業界経験がなくてもマネジメントスキルに自信があるなら、ためらわずに転職活動をしてみましょう。

ゲームエンジニアの将来性

ゲーム情報メディア「ファミ通」が発刊した「ファミ通ゲーム白書 2020」によると、国内ゲーム市場は10年連続で拡大を続けており、2019年は過去最大の1兆7,330億円という市場規模になっています。

※出典:ゲーム業界年鑑の決定版『ファミ通ゲーム白書 2020』発刊https://kadokawagamelinkage.jp/news/pdf/news200624.pdf

2020年は、コロナ禍の巣ごもり需要によってゲームユーザーが大幅に増加しました。今後は、VRやARなどの最新技術を駆使したゲームの市場が伸びていくのは間違いないと言われています。加えて、eスポーツも世界的なブームになっており、ゲーム業界の新しいトレンドとして注目を集めています。

このようにゲーム業界には明るい材料が多く、ゲームエンジニアの需要はますます拡大していくと予想されています。スマホゲームは現在のゲームの主役になっており、もっともゲームエンジニアが必要とされるゲームだと言えるでしょう。また、オンラインゲームを開発するゲームエンジニアも高い需要があります。

一方で、コンシューマーゲームのエンジニアの需要は横ばいか、やや減少傾向にあります。とはいえ、スマホゲームほどの勢いはありませんが、コンシューマーゲームはコンシューマーゲームで相変わらず根強い人気があります。コンシューマーゲームは1本の作品に多額のコストを投じて開発に力を入れる傾向があるので、クオリティにこだわってじっくり開発したいエンジニアには向いていると言えるでしょう。

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ゲームエンジニアに転職するための知識まとめ

ゲームエンジニアに限った話ではありませんが、他業界からの転職は分からないことばかりで不安になるものです。エンジニアとしてのネクストキャリアをゲーム業界に求めるのであれば、ゲーム業界に強い転職エージェントに相談するのがおすすめです。

R-Stoneはゲーム業界に特化した転職エージェント。業界を熟知したコンサルタントが、あなたの転職を成功へと導きます。ゲームエンジニアとして満足のいく転職をしたい方は、お気軽にご相談ください。