マーケティング職に転職するには?仕事内容や年収、必要なスキルをご紹介
転職マーケットで昔も今も人気が高い職種が、マーケティング職です。商品・サービスの差別化が難しくなっている時代だからこそ、マーケティングの重要性が高まっており、優秀なマーケティング人材を求める企業が増えています。今回は、マーケティング職の仕事内容やメリット、必要なスキルや転職時に役立つ資格などについて解説していきます。
Contents
マーケティングの仕事とは
マーケティングとは、端的にいえば商品・サービスを効率よく売るための仕組みづくりです。市場ニーズに合った商品・サービスを企画し、より多くの人に認知してもらい、購買を促していくのがマーケティングの目的です。
仕事内容
マーケティングは非常に広い概念であり、企業によってマーケティングが意味する内容が異なるケースもあります。仕事内容も多岐にわたりますが、以下の4つの仕事に分類されるのが一般的です。
- ・市場調査・分析
市場のデータを収集・分析し、「どのような商品・サービスが市場に求められているのか?」「どのような戦略で営業すれば売れるのか?」といった方向性を導き出していきます。
- ・商品・サービスの企画
市場調査・分析の結果をもとに、マーケットに求められているものを見極め、新しい商品・サービスを企画していきます。
- ・営業企画・販売促進
市場調査・分析の結果をもとに、商品・サービスを拡販するために最適な営業戦略や販促施策を練っていきます。
- ・広告・宣伝
より多くの消費者・ユーザーに商品・サービスの魅力を伝えるため、オンライン・オフラインの広告戦略を検討していきます。
年収
カカクコムが運営する求人に特化した検索エンジン、求人ボックスによると、マーケティングの平均年収は507万円となっています。年収の幅は345〜1,053万円となっており、勤務する企業や経験・スキルによって大きな差があることが分かります。
※参考:マーケティングの仕事の平均年収は507万円|求人ボックス(2022年4月23日更新)
また、求人情報専門検索エンジンのIndeed(インディード)によると、日本のマーケティングの平均年収・給与は5,526,980円となっています。
※参考:日本のマーケティングの平均年収・給与|求人情報専門検索エンジンindeed(最終更新日 2022年5月14日)
マーケティング職のメリット
チームで一つのゴールを目指せる
マーケティング職のメリットとして大きいのが、ヒット商品・サービスを生み出す喜びです。自らがマーケティングを担当した商品・サービスが多くの消費者に利用され、愛されるようになれば、大きな達成感を得られるはずです。ヒット商品を生み出すことができれば、企業の売上アップにも直接つながるため、貢献を実感しやすい職種だといえるでしょう。
また、マーケティング職は商品・サービスの企画に携わるだけでなく、どのように消費者に届けていくかという戦略を考え、施策を講じていきます。自分の立てた戦略一つで成果が変わってきますので、その意味でも、やりがいを感じられる職種だといえます。
キャリアアップにつながる
マーケティング職として豊富な経験・実績を重ねていけば、キャリアの選択肢も広がっていきます。マーケティング職で活躍していれば、プロジェクトリーダーやマーケティングの統括責任者などへステップアップする道も開けてくるでしょう。また、ビッグプロジェクトの経験を積めば、大手企業へ転職するというキャリアも見えてきます。
マーケティング職は、企業の売上に直結する重要な役割を担っているため、優秀な人材はどのような企業からも引く手あまたです。日々の業務でスキルを伸ばしていければ、転職市場での価値が高まり、キャリアアップの選択肢が広がりやすくなる職種といえるでしょう。
マーケティング職に必要なスキル
マーケティング職として活躍するためには多くのスキルが求められます。そのなかでも、特に重要な3つのスキルについてご説明します。
コミュニケーション能力
マーケティング業務を進めていくためには、プロジェクトメンバーや外部の広告代理店などと円滑にコミュニケーションを図る能力が求められます。相手の要望を的確に把握し、自らの意図を明確に伝えられる人なら、マーケティング職としての適性があるといえるでしょう。
データ分析・企画能力
マーケティング職として活躍するために欠かせないのがデータ分析力です。市場のニーズを見極めるためにも、最適なプロモーション戦略を導き出すためにもデータ分析力は不可欠です。マーケティング経験がない人でも、何らかのデータを収集・分析していた実績があるなら、しっかりとアピールするようにしましょう。
情報収集力
マーケティング職にとっては、情報収集力も欠かせない能力です。近年は消費者ニーズが多様化し、日々トレンドが移り変わっています。また、特にデジタルマーケティングの領域では日々新たなマーケティング手法が生み出されています。そのため、最新情報やトレンドにアンテナを張り巡らせ、常に情報をアップデートしていける人でなければ、マーケティング職として活躍するのは難しいでしょう。
マーケティング転職時に役立つ資格
Google広告認定資格
マーケティング職に転職する際、持っていると役立つのがGoogle広告認定資格です。Google広告認定資格は、Google広告について高度な知識を備えていることの証明になる資格で、以下の6つの種類があります。
- ・Google 広告の検索広告
- ・ディスプレイ広告
- ・動画広告
- ・ショッピング広告
- ・Google 広告アプリ
- ・Google 広告測定
ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定は、株式会社サーティファイが主催している民間の検定試験です。Webを中心としたネットワークを活用して、売上の拡大(新規顧客の獲得、既存顧客の維持)、各種ブランディング、顧客満足度向上、業務の効率化など、自社と市場との関係を構築するインターネットマーケティングに関する総合的な知識を有していることの証明になります。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、特定の業種・業界にとらわれない共通のマーケティング知識を習得することを目指す実務検定です。検定ための学習を進めることで、マーケティング理論だけではなく、仕事で役立つトータルなマーケティング実務知識や時事情報・実務事例を習得することができます。マーケティング・ビジネス実務検定は3段階の級で構成されています。オペレーションレベルのC級・B級、マネジメント・戦略レベルのA級と、仕事の内容に対応してステップアップすることができます。
転職に向けてとるべき行動
実績をまとめる
マーケティング職への転職を考えているのであれば、これまでの実績についてまとめておきましょう。その際、抽象的な内容にならないようにするのがポイントです。採用担当者や面接官の関心を引くためには、具体的な数値が必要です。例えば「どの程度の予算のプロジェクトを担当していたのか?」「どのくらいメディアの閲覧数を伸ばすことができたのか?」「どのくらい会員登録数を増やすことができたのか?」といった具体的な数値を盛り込むようにしましょう。
エージェントに登録する
理想の転職を叶えたいのであれば、転職エージェントへの登録がおすすめです。転職エージェントは求人情報からは分からないような企業のリアルな情報を提供してくれ、自分の要望とのマッチング度が高い案件を紹介してくれます。第三者目線から採用に直結するアドバイスをくれたり、面接対策をしてくれたりするので転職成功の確率も高くなります。また、面接の日程調整や条件交渉などのサポートもしてくれるので、働きながらでも効率的に転職活動を進めることができます。
まとめ
近年は特にデジタルマーケティングが隆盛を極めており、マーケティング職の求人も増加傾向にあります。マーケティング職として有利な転職をしたい方は、自分が進みたい業界に強い転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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