Web業界で活躍する女性の転職
Web業界には様々な職種がありますが、特に女性が活躍している職種としてはWebデザイナーやWebディレクターが挙げられます。また、WebエンジニアやWebマーケターをして働く女性も増えており、Web業界全体として女性の比率が高まっているのが現状です。今回は、Web業界への転職を考える女性に向け、働きやすさや年収などをお伝えしていきます。
Web業界は女性に人気!?
Web業界は今、女性に人気のある業界の筆頭だと言えます。すべて会社に当てはまるわけではありませんが、Web業界の会社は総じて以下のような特色があります。
女性も男性も実力主義で評価される
業界によっては男女で待遇に大きな差があるケースもありますが、Web業界には当てはまりません。基本的に実力主義の会社が多く、男性であれ女性であれ、20代であれ40代であれ、個人の実力で評価される傾向にあります。成果次第で昇給・昇進が期待できるので、やりがいを持って働くことができるでしょう。
女性が働きやすい制度が整っている
Web業界は、育休・産休やフレックスタイム、時短勤務など、女性が働きやすい制度を整えている会社が多いのが特徴です。また、Web業界の仕事の大半はパソコンとネット環境があれば進めることができます。そのため、リモートワーク・テレワークの導入も進んでおり、フレキシブルな働き方ができることから女性の転職先として人気があります。
女性の職場にありがちな煩わしさが少ない
女性が中心の職場では、女性ならではの人間関係に悩む人も少なくありません。その点、Web業界は女性が増えているとはいえ、まだまだ男性が多い業界です。「同僚=ビジネスパートナー」というように人間関係がさっぱりしている会社が多く、女性の職場にありがちなトラブルも少ないようです。
勤怠の自由度が高い
Web業界全体として私服勤務の会社が多く、特に女性は服装についてうるさく言われるケースは少ないです。会社にもよりますが、ランチや休憩の時間も自由で、音楽を聞いたりお菓子を食べたりしながらリラックスして仕事をできる環境があります。
Web業界で働く女性の割合が多いって本当?
Web業界は従来、男性が多い業界でしたが、最近は多くの女性がWeb業界に進出しています。
Web業界では日々新たなビジネスやサービスが登場していますが、一方で人材不足が課題になっています。そのため、「多少はスキルが不足していても、ポテンシャルがあれば採用して育てていこう」という方針で採用活動を進める会社が多く、女性社員の獲得にも積極的ですし、他業界からの転職も歓迎されます。
上述のとおり、将来性のある女性社員を獲得するため、女性が働きやすい環境・制度を整えている会社も多くあります。
女性目線がサービスの質を高める
Web業界の仕事は、男性が担当するのは難しい案件があるのも事実です。たとえば、化粧品やファッション系、美容サロンや女性向けクリニック、育児・保育、料理・家事といった分野のWebサイトやアプリを制作する場合、男性社員が担当するとクライアントの満足を得られないかもしれません。
このような分野のWebサイトやアプリ制作には、女性の感性やアイデア、ユーザー目線が欠かせません。様々な分野において制作物のクオリティを高めるため、女性社員の獲得・活用が進んでいます。
Web業界で働く女性の職種
Web業界で女性が活躍している代表的な職種をご紹介します。
Webデザイナー
Web業界で女性が多い職種と言えば、ダントツでWebデザイナーです。Webデザイナーの主な仕事内容は、クライアントから依頼されたWebサイトをデザインすること。IllustratorやPhotoshopなどを使ったWebデザインのスキルは欠かせません。また、Webサイトを構築するためには、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を習得している必要があります。
Webデザイナーが女性に人気の理由としては、「在宅勤務がしやすいこと」「手に職をつけられること」「独立のチャンスがあること」などが挙げられます。Webデザイナーの仕事は、クライアントやWebディレクターとの打ち合わせが必要になりますが、今の時代、オンラインでも対応できます。また、デザイン業務に関しても、然るべきスペックのPCがあれば在宅でも十分に可能です。Webデザイナーとして手に職がつけば、結婚・出産などで仮に会社を辞めたとしても将来社会に復帰しやすくなりますし、実力次第ではフリーランスとして活躍するキャリアパスも描けます。
Webディレクター
近年は、女性のWebディレクターも増加しています。Webディレクターは、Webサイト制作における「現場責任者」です。Webサイト制作には、WebデザイナーやWebエンジニア、ライターやカメラマンなどが関わりますが、Webディレクターはこのようなスタッフを束ねて、目的とするWebサイトを作り上げるのが仕事です。
>> Webディレクターとは?仕事内容や必要な資格について│R-Stone
Webエンジニア
Webエンジニアは、Webサイト上で動作するWebサービスやアプリの開発をおこなう職種です。一般的なITシステム開発では、システムエンジニア(SE)が上流工程を担当し、プログラマーが下流工程を担当しますが、Webエンジニアの場合、上流から下流までを一貫して担当するのが一般的なので、実際に開発ができるプログラミングスキルが求められます。Webエンジニアに求められるプログラミング言語として代表的なのは、PHP、Java、Ruby、Pythonなどです。
Webプロデューサー
Webディレクターの上位に位置するのがWebプロデューサーです。Webディレクターが「現場監督」であれば、Webプロデューサーは「総監督」としてプロジェクト全体を統括する役割で、主にWebサイトのコンセプト設計や予算計画・人員計画、プロモーション戦略などを担当します。
Webマーケター
Webマーケターは、WebやSNSを利用した市場調査や広告出稿、データ解析などのマーケティングをおこなう職種です。Web広告を活用して集客を強化したり、SEO対策をおこなって認知を拡大したり、アクセス解析をしてWebサイトの改善を図ったりします。
Web業界における職種別の年収
Web業界には様々な職種があり、職種によって平均年収は変わってきます。求人情報に特化した検索エンジン「求人ボックス」を参考に、Web業界の主要な職種の平均年収をご紹介します。
Webデザイナーの平均年収
Webデザイナーの平均年収は453万円です。正社員の給料分布では、ボリュームが多いのは378〜436万円の水準になっています。
なお、女性Webデザイナーの平均年収を見ると、20~24歳が296万円、25~29歳が362万円、30~34歳が431万円、35~39歳が503万円となっています。
Webディレクターの平均年収
Webディレクターの平均年収は498万円です。正社員の給料分布では、ボリュームが多いのは465〜526万円の水準になっています。
Webエンジニアの平均年収
Webエンジニアの平均年収は581万円です。正社員の給料分布では、ボリュームが多いのは407〜472万円の水準になっています。
なお、女性Webエンジニアの平均年収は、20~24歳が345万円、25~29歳が432万円、30~34歳が489万円、35~39歳が589万円となっています。
Webプロデューサーの平均年収
Webプロデューサーの平均年収は525万円です。正社員の給料分布では、ボリュームが多いのは487〜553万円の水準になっています。
Webマーケターの平均年収
Webマーケターの平均年収は詳細なデータがありませんでしたが、おおよそ500万円台前半と言われています。
※出典:人気職種の給料情報|給料ナビ|求人ボックス(更新日:2021年3月15日)
まとめ
Web業界はここ十数年、急成長を続けています。女性社員の獲得にも積極的なので、他業界で働く女性も含めWeb業界への転職はチャンスが多いと言えるでしょう。自身のキャリアプランを明確にするとともに、Web業界を熟知した転職エージェント(転職コンサルタント)に相談して、ぜひ満足のいく転職を実現してください。
人材紹介業を経て、より深く求職者様のキャリアを支援したい、採用に困っているクライアント様と皆様を繋ぎたいと思い、当社に入社しました。入社直後はゲーム業界を中心に様々な職種の方をご支援、その後WEB業界のクリエイター・エンジニアの方々にもご支援の縁をいただいています。
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